コメント

在日ミャンマー人(たち)の知らなかった現実を ドキュメントとフィクションの境界を辿りながら生々しく描いた傑作だ。
子どもたちの演技を超えた演技は右に出る映画なし。 映画の中での少年の成長に逞しさを感じる稀有な映画だ。

  • 行定勲
    (映画監督『リバーズ・エッジ』)

心を込めて語られた人間味のあるリアルな物語は、役者たちの誠実な表現によって観る者の心を動かす。

  • ブリランテ・メンドーサ
    (映画監督『ローサは密告された』)

子どもたちはリアリティーではなくリアルを生きています。
現場も、編集も、子ども本来の輝きをとても大切にしていたのが伝わってきます。
だから、映画が終わっても想像してしまうのです。
子どもたちは、今どこで、何を感じているのだろうかと・・・

  • 岸善幸
    (映画監督『あゝ、荒野』)

ドキュメンタリー映画に負けない臨場感があり、子供の目を通して日本とミャンマーの現実をあらわにする。
移民問題を「問題」としてではなく、「人生」として描くことによって、より衝撃的な映画になっている。
世界中の観客の心を揺さぶってきた訳がわかる。

  • ジャン・ユンカーマン
    (ドキュメンタリー映画監督)

現実がどれだけ残酷でも、いつだって道を示してくれるのは子ども達だ。『僕の帰る場所』は、厭世的な視点と、遊び心溢れる子供の視点の繊細なバランスを保っている。大人が文化を越境していくことは大変なことであるが、子どもは新しい言語を学ぶコツを生まれつき持っている。心を惹きつけ、動かす『僕の帰る場所』は、見知らぬ人々に友人を見出すことを教えてくれる有難い贈り物である。

  • フィリップ・チア(映画批評家)

人生は一度きりだが、よい映画や小説では別の人生を味わうことができる。
この映画はまさに在日ミャンマー人という人生を味わってしまう凄い映画だ。

  • 高野秀行
    (ノンフィクション作家)

移民や外国人の存在に不安を感じる人こそ観てほしい。あなたと同じ「人間」たちが映画の中で息をしている。

  • 望月優大
    (ニッポン複雑紀行編集長)

ドキュメンタリー映画よりもリアル、劇映画よりもエモーショナル、映画の奇跡は「僕の帰る場所」の至る所に隠されている。これを見ずに、映画の可能性は語れまい。

  • リムカーワイ
    (映画監督『どこでもない、ここしかない』)

一体どうやって演出したんだっていうくらい圧倒的に自然な芝居。
この家族が本当の家族じゃないという事実が何度聞いても信じられない。

  • 宇賀那健一
    (映画監督『サラバ静寂』)

映画『僕の帰る場所』の魅力は何と云っても主人公である少年(カウンミャットゥ)だ。
彼の一挙手一投足に、虚実の皮膜を越えて、観客の心は揺さぶられる。
これは、藤元監督の初心と覚悟の賜物と云える。

  • 伊藤俊也
    (映画監督『始まりも終わりもない』)

ある家族の物語を繊細に語ることで、 世界中の様々な家族のメタファーとなっている。
フィクションを用い、現実の困難さを素晴らしく芸術的に描き、 大変優れた映画的な価値と演技を持つ作品だ。

  • 東京国際映画祭

絶え間無い恐怖と不安と共に生きることを見事に捉えた映像は圧巻だ。

  • 米・バラエティ誌

カウン・ミャッ・トゥは、その若さにも関わらず幅広い感情を 確信を持って伝える力を持っている。
彼の才能は、自らのキャリアにきっと輝かしい未来をもたらすだろう。

  • オランダ・シネマジア映画祭

スクリーンに描かれたことがあまりない重要な人間的な課題の緊急性や、その現代性を表現した映画。
ドキュメンタリーとフィクションの素晴らしい融合を特徴にもつ、率直な作品でもある。
映画のもつ迫力は、調和のとれた出演者たちの魅力的なパフォーマンスによって、より強調されている。

  • バンコクASEAN映画祭