as 兄・カウン
2007年8月1日生まれ、 日本・東京都豊島区出身。生後八ヶ月から日本の保育園に通いはじめ、普通の日本人のように日本語を覚えた。現在、小学校5年生。母・ケインと同じく映画初出演。出演の動機は「映画のことはよくわからないけど、楽しそうだと思ったから。たとえ一人だったとしても、出てみたいと思った」。特技は音ゲー(音楽ゲームの略)。
as 母・ケイン
1975年10月16日生まれ、 ミャンマー・ヤンゴン出身。ミャンマーの農林水産省で事務・パソコンの仕事に従事。大学卒業後すぐに「パソコンを勉強しながら、自分で生活したい」と思い来日。結婚しカウン、テッを出産。「僕の帰る場所」で映画に初出演。出演の動機は「息子のカウンが出演したがったので、一緒にいた方がよいと思ったから。それに、映画のテーマに共感したから。他のミャンマーの人たちのためにも、在日ミャンマー人として出演したほうがいいと思って」。趣味は絵画を描くこと。現在、普段は東京でミャンマー雑貨店店主をしている。
as 父・アイセ
1976年11月12日生まれ、ミャンマー・カチン州生まれ。97年、建築などの専門的な職を勉強する目的で来日。だが、目的を遂げることは難しく、辞書やテレビで日本語を学習しながら、豆腐の工場、建築現場、鉄工所、居酒屋などに勤務。 11年、ミャンマーに戻る。現在は宝石の採掘、建築の現場監督をしている。出演の動機は「日本の生活で、映画の家族と似た気持ちになったことがあって、共感したから。自分のまわりに映画と同じように、在留のための申請に落ちたり、思うようにいかない人たちが多いので、出演する意味があると思ったから」。特技はスポーツ。趣味は写真撮影。
as 弟・テッくん
2011年1月1 日生まれ、日本・東京都豊島区出身。1歳から、日本の保育園に通い、普通の日本人のように日本語を覚えた。現在、小学校2年生。母・ケイン、兄・カウンとともに映画初出演。出演の動機は「お兄ちゃんと一緒だったから」。特技はダンス。
as ユウキ
1984年3月9日生まれ、福岡県出身。12年、映画「Heart Beat」(12/浅沼直也)で高校生の微妙な心理を演じ注目を浴びる。テレビドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」(04/TBS)、「H2~君といた夏~」(05/日本テレビ)、大河ドラマ「風林火山」(07/NHK)、映画「GOTH」(08/高橋玄監督)、モントリオール世界映画祭ノミネート作「Noise」(17/松本優作監督)などに出演。自分自身で〈プロデュース=出演〉するスタイルを貫いている。18年、主宰した舞台「TOU -JUKAI-DEN-」が伊藤熹朔賞にノミネートされた。Allen suwaru所属。
as 保育園の先生
1985年8月27日 ミャンマーヤンゴンでミャンマー人の両親の間に生まれ、10歳のときに来日。日本の小学校から大学まで行き、名古屋外国語大学卒業後タレントとして上京。ミャンマー出身タレントとして活動。
タモリ倶楽部、ヒルナンデス、芸人報道、たかじんのそこまで言って委員会、ネプ&イモトの世界番付、マネの羅針盤(2013')、日経スペシャル〜未来世紀ジパング〜(2014')に出演。黒宮ニイナのミャンマーステイ(旅のフレーズ&フォト)を出版。
現在、2児の母として育児奮闘中。
as 店長
1965年生まれ、福井県出身。93年の北野武監督作品『ソナチネ』でデビュー。同監督の『座頭市』(03)『TAKESHIS’』(05)『アウトレイジ最終章』(17)などに出演。その他の出演作は『鮫肌男と桃尻女』(99/監督:石井克人)、『模倣犯』(02/監督:森田芳光)、『トウキョウソナタ』(08/監督:黒沢清)、『恋の罪』(11/監督:園子温)、『シン・ゴジラ』(16/総監督:庵野秀明)、『ニワトリ★スター』(17/監督:かなた狼)など。
脚本/監督/編集
1988年大阪府生まれ。大学で心理学・家族社会学を学んだ後、ビジュアルアーツ専門学校大阪・放送映画学科に入学。卒業制作である短編映画『サイケファミリア』が、ドバイ国際映画祭、なら国際映画祭などで上映。長編初監督作品となる、『僕の帰る場所』を日本ミャンマーを舞台に5年の月日をかけ完成させる。現在、制作拠点をミャンマー・ヤンゴンに移し、日本ミャンマー合作映画制作のマネージメントやテレビドキュメンタリー制作のディレクターに携わる等、国際的に活動している。
撮影監督
1973年生まれ。1998年より劇作家宮沢章夫氏に師事し、演出助手に従事。俳優として舞台や映画に出演する傍ら、2002年より映像制作を始める。2010年、監督と撮影を手がけた『未来の記録』が、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭、デンバー映画祭、トリノ国際映画祭などの多くの映画祭で上映される。2016年、主演と撮影監督を兼任した『種をまく人』で、LAアジア太平洋映画祭最優秀主演男優賞を受賞。主な撮影監督作品は『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2014年)、『解放区』(2015年、ともに太田信吾監督)『Noise』(2018年/松本優作監督)、『BLOOD-CLUB DOLLS1』(2018年/奥秀太郎監督)など。
音響
1976年 大阪府出身99年頃より関西アンダーグラウンドのバンドシーンで創作活動開始。紆余曲折を経て録音技師・音響効果・ミキサーとして幅広く活動。様々な場所でフィールドレコーディングを行い、録りためた音源を映画や音響作品に展開したスタイルが特徴。フィールドレコーディングや同録素材などとコラージュしたサントラ「Dreaming in Manga-jima」をミュージックコンクレート作品として制作。参加作品として、『天使突抜六丁目』(監督・山田雅史/2011)、『リュウグウノツカイ』 (監督・ウエダアツシ/2014)、『まんが島』(監督・守屋文雄/2017)他。
ミャンマーコーディネーション
1970年代のヤンゴン大学学生時代に、ミャンマー初のロック・グループのボーカリストとしてカリスマ的存在に。現在も年代を越えて国内で圧倒的知名度を持つ。
ミャンマーにおける映像関連技術のパイオニアであり、オーディオや動画技術の先駆者としても知られる。これまでに、数百に上るTVCMや音楽ビデオ、ドキュメンタリーを製作。ミャンマーの少数民族に造詣が深く、各地の少数民族の映像を記録している。